イヤホンの音漏れはなぜ起こる?原因や対策のご紹介

2019.10.24

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屋外でイヤホンを使用していて気になるのが「音漏れ」です。

音漏れの原因、そして対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

イヤホンの音漏れに関する様々な問題について解説します。

イヤホンの音漏れはなぜ起こるのか

イヤホンの音漏れの原因は主に2つです。

1つ目は大音量で音楽を聴いてしまっていること。

当然ですが、音量が多すぎるとそれだけ音漏れの可能性は高くなります。

電車の中で座っているときや、立っていても混雑しているときなどは隣の人の耳もすぐ近くにあり、少しでも音漏れしていると迷惑をかけやすくなります。エレベーターの中など静かな場所も同様です。

2つ目はイヤホンが耳にフィットしていないこと。

後述するイヤホンの形状にもよりますが、イヤホンがしっかりと耳にフィットしていれば音漏れしないはずなのに、付け方が悪かったり、イヤーピースのサイズが合っていなかったりして、音が漏れ出してしまっているケースもあります。

3つ目は、そもそも使っているイヤホンが音漏れしやすい製品である場合。

安価なイヤホンの中には、とくに高音部がシャカシャカと音漏れしやすいものがあります。

イヤホンの形状と音漏れの関係

イヤホンの形状別に音漏れのしやすさ/しにくさを見てみましょう。

1.カナル型

カナル型は耳栓のようにイヤーピースを耳の穴に差し入れて装着するタイプのイヤホンです。

密着性が高いため音漏れがしづらく、外部からの音の侵入も少ない方です。

ただし、カナル型であってもイヤーピースのサイズが合っていない場合や、遮音性能が低い構造の製品の場合は音漏れが発生することがあります。

2.インナーイヤー型

インナーイヤー型は耳介と耳の穴手前の耳珠という部分に引っ掛けて浅く装着するタイプのイヤホンです。

カナル型ほど密閉性は高くなく、オープンな構造になっているため、ある程度、音が漏れるのは前提になっていると言えます。

3.耳かけ型

耳かけ型は耳にかけるための部品が付いていて、ヘッドホンのように耳に当てて装着するタイプのイヤホンです。

密閉型と開放型があり、音漏れしづらいのは密閉型の方です。

ただ、それでもカナル型に比べれば音漏れはしやすい傾向にあります。

イヤホンの音漏れの確認方法

イヤホンが音漏れしているかどうかは、イヤホンの音の出る部分を指で軽く押さえて、擬似的に耳に装着している状態を再現しながら音楽を流してみるとある程度わかります。

指で押さえた状態で30cmくらい耳を離して確認してみましょう。

もっと正確に知りたければ、実際にイヤホンを装着して音楽を流し、家族や友達にチェックしてもらうのが確実です。

同じ状況を作り、自分でレコーダーやスマホに録音してみるのも参考になります。

イヤホンの音漏れ対策

イヤホンの音漏れを防ぐには、以下のような対策が有効です。

適切な音量にする

電車内などでイヤホンを使うときは、音量を控えめにするよう心がけましょう。

再生中のイヤホンを耳から離して指で塞ぎ、音が漏れているかどうかを確認してみるとよいでしょう。

どれくらいなら周囲に迷惑のかからない音量にあるのかを確認しておくと安心です。

あまりに大きすぎる音量で音楽を聴いていると難聴の原因にもなるので注意しましょう。

イヤホンの装着方法を調節する

イヤホンをしっかりと装着できているかどうか、一度鏡を見て確認してみましょう。

カナル型はイヤーピースが大きすぎたり小さすぎたりしていないか、インナーイヤー型と耳掛け型はイヤホンが耳のところで浮いていたりしていないかをチェックしてください。

見た目でフィットしていないことがわかるようなら、装着の仕方を調整してみましょう。

カナル型の場合はイヤーピースを適切な大きさやフィット感の高いものに交換してみるのも効果があります。

サイズバリエーションがあるものを購入し、自分にあったサイズを探してみるとよいでしょう。

HP-DME2 ディープマウントイヤーピース ZONE ハイグレードモデル

インナーイヤー型の場合も、イヤホンカバー(パッド)を購入して装着するとフィット感が増す可能性があります。

イヤホンを買い換える

音漏れが少ないタイプのイヤホンに買い替えるのも有効な方法の1つです。

音漏れを優先して考えるなら第一候補はカナル型になるはずです。

カナル型の中でも密着性、遮音性、フィット感の高いものを選ぶといいでしょう。

ただし、カナル型はイヤーピースが自分の耳に合っていないと違和感を覚えやすいという側面もあります。

ずっと装着していると耳が痛くなる、疲労感を覚えるという体験をしたことがある人もいるかもしれません。

そのため、音漏れ軽減策と同時に装着感向上のための工夫がある製品を探すのが、カナル型イヤホンを快適に使用するポイントです。

安価なイヤホンは音漏れに不安が残るのと同時に、こうした装着感にも難が生じることがあるので要注意です。

音漏れ軽減のためのアイテム・イヤホンはこちら

HP-DME ディープマウントイヤーピース

ラディウス HP-DME ディープマウントイヤーピース

ラディウスのディープマウントイヤーピースは従来型とは異なり、フィットするエリアが広い形状を新開発。

耳にやさしい装着感と豊かな低音再生を実現します。

こちらのブログ記事でも、一番良かったイヤーピースとして紹介されています。

ディープマウントイヤーピース付属のイヤホンはこちら

HP-R300BT

ラディウス HP-R300BT LDACコーデック対応 ハイレゾ完全ワイヤレスイヤホン

ディープマウントイヤーピース標準搭載、ハイレゾの音を生きたまま届ける「LDACコーデック」に対応。

重厚な低音や濁りの無い生き生きとした中高音が感じられるイヤホンです。

曲線的で手に馴染むマットなデザインで、皮脂や指紋が目立ちにくいというメリットも。

HP-NHR21

ラディウス HP-NHR21 VOLTシリーズ ハイレゾ対応イヤホン

ラディウスのイヤホンの中で最も象徴的なVOLTシリーズのロングセラーイヤホン。

High-MFD構造ドライバーを搭載し、高音域から低音域まで、きめ細かいディテールを損なうことなく再生できる重低音イヤホンです。

HP-V100BT

ラディウス HP-NHR21 VOLTシリーズ ハイレゾ対応イヤホン

VOLTシリーズのワイヤレスイヤホンバージョン。

高音質コーデックのaptXに対応しており、ワイヤレスタイプなので通勤やスポーツなどに使いやすくなっています。

HP-NX20BT

ラディウス HP-NX20BT FLW構造ドライバー搭載 ワイヤレスイヤホン

高音質コーデックのaptXに加え、次世代低遅延コーデックのaptX LL(Low Latency)に対応、ドライバー部には独自技術のFLW構造ドライバーを搭載することにより、低音域から高音域まで広く、透き通るような音場の再生可能なラディウスの中でも人気シリーズのイヤホンです。

まとめ

音漏れは外でイヤホンを使うときに意識しておくべきマナーの1つです。

公共の場所など音漏れが迷惑になる場所では、上記を参考に節度を持って音楽を楽しみましょう。