ライトニング端子にほこりが! 掃除方法と注意点     

更新: 2023.08.11

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気づかないうちにほこりが溜まってしまう、iPhoneのライトニング端子。

ひどいときには充電の妨げとなったり、Lightning接続の有線イヤホンとの接続が悪くなったりすることもあります。

ここではライトニング端子の掃除方法と、一般的なiPhoneの掃除やお手入れをするときの注意点について解説します。

実は汚れが溜まりやすいiPhoneのライトニング端子

iPhoneのライトニング端子にはカバーが付いておらず、言ってみればiPhoneの側面に小さな穴がぽっかりと空いているようなものです。

気にせずポケットなどに端末を入れて使っていると端子部分にほこりやゴミが少しずつ入り込み、徐々に溜まっていきます。

そこにライトニングケーブルを差し込むと、ほこりは奥へ奥へと徐々に押し込まれていくことになります。

iPhoneの充電がうまくできないときは、このライトニング端子内のほこりや汚れが原因になっていることがあります。

こうした状況を防ぐために、ライトニング端子は定期的に掃除をするよう心がけてみてください。

iPhoneのライトニング端子を掃除する方法

ではiPhoneのライトニング端子はどのようにしてメンテナンスすればいいのでしょうか、簡単にできる掃除方法をご紹介します。

1.まず始めにiPhoneの電源を切る

最初にやるべきことはiPhoneの電源を切ることです。

iPhoneの掃除をするときは、基本的にすべてのケーブル類を外し、電源を切ることがAppleによって推奨されています。

2.ライトニング端子を覗いてみる

ライトニング端子を覗いてみると、内部の様子がわかるはずです。

溜まっているほこりが見えることもあるでしょう。

ライトを当てて、虫めがねなどの拡大鏡を使って覗き込んでみましょう。

3.糸くずなどの出ない棒や布で優しくほこりを掻き出す

ほこりを取り除くには、糸くずなどの出ない棒や布を使います。

綿棒は通常の大きさだとまず差込口に入りませんが、無理やり押し込んだとしてもほこりを奥に押し込む結果になったり、綿の一部が内部に残ってしまったりすることがあります。

またハンカチやティッシュも糸くずや細かい繊維が入り込むことがあるので避けたほうが無難です。

爪楊枝を使うのがおすすめという方もいます。

ただ、これも無理に押し込んでぐりぐりと動かすと、内部にある金具(コネクタの接触部分)を傷つける可能性があります。

あくまで自己責任で、そっとやさしく掃除をしてください。

他には耳かきもよさそうですが、穴に入るほど細いタイプのものでないと使いにくいでしょう。

金属製の棒やピンセットはショートさせるおそれがあるので、これもNGです。

布であればメガネなどを拭くためのレンズクロスが適しています。

薄くて柔らかすぎないタイプのクロスを、先端をとがらせるようにしてたたみ、穴の中に差し込んで掃除します。

棒と違って、内部を傷つけることがないのが利点です。

これはダメ! iPhoneお手入れの際の注意

ライトニング端子の掃除に限らず、一般的なiPhoneの掃除や手入れをするときの注意点についても説明します。

例えば「インク、染料、化粧品、土埃、食べ物、油、ローションなど、しみの原因になる可能性がある汚れが付着した場合」にiPhoneを掃除する際には、以下のことは避けるよう注意してください。

Appleの公式サイトでもアナウンスされている内容です。

1.エアダスターを使ってはいけない

iPhone には耐指紋性撥油コーティングが施されているため、洗浄用品や研磨剤を使うとコーティングが剥がれて細かい傷が付くおそれがあります。

また、iPhoneの掃除や手入れにガラスクリーナー、家庭用洗剤、エアダスター、スプレー式の液体クリーナー、溶剤、アンモニア、研磨剤などを使わないよう注意喚起されています。

このうち、エアダスターについてはライトニング端子の掃除に便利だという記事もよく見かけるのですが、実際には使用しないほうがいいと公式の見解としてはあるようです。

2.ライトニング端子に湿気が入らないようにする

ボディや画面を拭き掃除する際は、糸くずの出ない柔らかい布を少し水で湿らせて使うことが推奨されています。

その際はライトニング端子の差込口や、イヤホンジャック、スピーカー、カメラのレンズなどに湿気が入り込まないように注意しましょう。

湿らせた布で拭いた後も、さらに乾拭きして湿気を取り除いておいたほうがいいでしょう。

ライトニング端子にほこりが溜まるのを防ぐ方法

掃除をする機会を減らすためにも、普段からほこりが溜まらないようにするには、どんなことに気をつけるべきでしょうか。

カバーを装着する

ライトニング端子にはほこりが溜まるものという認識を持っておくことも大事ですが、その前にほこりが入り込むのを防ぐ対策をしておけば、掃除をする手間を減らせます。

効果的な対策はライトニング端子用のコネクタカバー(コネクトキャップ)を付けるというものです。

コネクタカバーはシリコン製のものなどが500円程度で売られています。

端子差込口を使わないときはこれを装着しておきましょう。

イヤホンジャックがある機種用のコネクタカバーも発売されています。

ワイヤレスイヤホンを使用する

普段ライトニング接続の有線イヤホンを使っている人は、コネクタカバーを装着したままでも使用できるワイヤレスイヤホンへの切り替えをおすすめします。

有線イヤホンを一日に何度も使用する場合、ポケットから取り出して使用したり、その度に抜き差しすることでほこりがたまる原因に。

無線で接続ができるワイヤレスイヤホンを普段使いすることで、ケーブルを抜き差しする機会を減らすことができます。

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まとめ

ライトニング端子の汚れは気づきにくいものですが、ときどき確認して掃除をすれば、接触不良などが発生しにくくなります。

ただし、もしも掃除しても「うまく汚れが取れない」「接触不良が改善しない」というときには、Apple Store直営店またはApple正規サービスプロバイダのApple認定の修理サービスに修理を依頼してください。