2019.01.25
iPhoneを水没させてしまったり、水に濡れたりして故障してしまった、というのはよく聞く話です。
そして仮に電源を入れて運良く画面が表示されたとしても、なぜか音だけが出ず、音量を上げようとすると「ヘッドフォン表示」になってしまうという現象が起きることがあります。
そんなとき、どうすれば再び音が出るようになるのか、試してみたい対処法をご紹介します。
まずはiPhoneの耐水性能についてです。
iPhoneはiPhone7以降、公式に耐水性能が備えられるようになりました。
ただし、注意したいのは防水性能ではなく耐水性能であることです。
より正確に言えば、iPhone7以降のモデルは「防沫性能、耐水性能、防塵性能を備え、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合している」とされています。
「IP67等級」とは、防塵性能と同時に、「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」というレベルの耐水性能を持っていることを示しています。
そのためiPhone7以降のiPhoneは、「かなりのレベルまで」水の侵入を防ぐことができます。
長時間、水没させ続けるような状況でなければ内部に水が侵入する可能性は低いですが、完全防水というわけではありませんのでご注意ください。
一方、iPhone7より前のiPhoneの場合は、耐水性能が備わっているとはアナウンスされていません。
水没させてしまうと故障する可能性が高いのはそのためです。
なお、耐水性能と関連して、iPhone7より前のiPhoneにはイヤホンジャックがありますが、iPhone7以降のiPhoneはイヤホンジャックが廃止されています。
古いモデルのiPhoneを水没させてしまったら、焦って電源を入れたり充電したりせずに、乾燥剤と一緒にジップロックに入れて放置して乾かすのが無難なやり方です。
その後、完全に乾いたのを見計らって電源を入れ、様子を見ます。
電源を入れて画面が表示されれば一安心ですが、このとき音だけが出なくなっていることがあります。
しかも、音量調節ボタンを操作すると「ヘッドフォン」と表示されます。
これはイヤホンジャックに水が入り込んで、イヤホンが接続されているとiPhoneが誤認識するためだと考えられます。
さらに、イヤホンジャックだけでなく、Lightningケーブルを挿すコネクタに水が入っている場合も同じ症状が出る可能性があります。
この場合もやはりLightningコネクタアクセサリがつながっているという誤認識からヘッドフォン表示になるようです。
水没後、ヘッドフォン表示となって音が出ないときには、いくつか対処法があります。
イヤホンジャックとLightningコネクタ部分に入り込んでいる可能性がある水分を取り除きます。
コネクタ部分を下にして手のひらに乗せ、軽く叩いて水分を排出させます。
出てきた水分は、メガネクロスなどの糸くずの出ない布で拭き取ります。
その後は、自然乾燥を待つか、扇風機などの冷たい風を当てても良いでしょう。
ただし、ドライヤーの温風を当てると内部の精密な部品を壊してしまうおそれがあります。
あるいは、もともとイヤホンジャックなどの穴の中に埃や糸くずが入り込んでいて、それらが湿っているために誤認識を引き起こしている可能性もあります。
懐中電灯で穴の中を照らしながら拡大鏡などを使って覗いてみると様子がわかるかもしれません。
異物が入っていた場合は、扇風機などの冷たい風を当てて、乾燥させます。
しっかりと乾いてから、水分を排出させる方法と同様に、コネクタ部分を下にして軽く叩き、異物を排出させます。
異物を取り除くときは、爪楊枝や綿棒を突っ込むと異物をさらに奥へ押し込む危険性があります。
穴が小さいのでエアダスターを使うのも同じですので、行なわないようにしましょう。
Siriを起動するとなぜか誤認識が修正されてヘッドフォン表示が消えた、という報告もあります。
理由はわかりませんが、簡単にできる方法なので試してみても損はないでしょう。
やり方は単純にSiriを起動させて、何か話しかけるだけです。
言語設定を一旦、日本語以外に設定してから日本語に戻すことでも修正された、という報告も多くみられます。
こちらも理由はわからないのですが、試してみる価値はあるでしょう。
やり方は、「設定」から「一般」⇒「言語と地域」へ進み、「iPhoneの使用言語」をタップ。
「English 英語」を選んで「完了」をタップし、ダイアログが表示されたら「英語に変更」をタップすると、「Setting Language…」という表示が出てホーム画面に戻ります。
次に、表示が英語になっているので、「Settings」から「General」⇒「Language & Region」⇒「iPhone Language」と進んで「日本語」を選び、「Done」をタップします。
ダイアログが出たら「Change to Japanese」をタップすると、「言語を設定中…」と表示された後、日本語のホーム画面になります。
上記の方法を試してもヘッドフォン表示が消えず音が出ないようなら、修理に出したほうが良いでしょう。
その場合は格安の修理店などは避け、AppleストアなどでApple 認定の修理を受けることをおすすめします。
イヤホンジャック部分の交換などで確実に対処してもらえるはずです。
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iPhoneが水没して音が出なくなってしまったら、ここで紹介した方法を思い出してください。
確実に直るという保障はできませんが、再び音が出るようになる可能性はあります。
ただし、とくにイヤホンジャックなどの掃除は事態を悪化させるリスクも伴います。
必ず自己責任で行うようお願いいたします。