2018.05.30
次々と新しいモデルが発売され、非常に多くの人が使っているiPhone。
そのiPhoneが、iPhone7以降イヤホンジャックを廃止しました。
今回はイヤホンジャック廃止の理由とその影響について説明していきたいと思います。
イヤホンジャックとは、スマートフォンやタブレット、携帯ラジオやデジタルオーディオプレイヤーなどでヘッドホンやイヤホンを使って音声を聞く場合にそれらを接続するための端子のことを指します。
イヤホンジャックには3種類の口径(φ2.5mm、φ3.5mm、φ4.4m)が存在し、皆さんがよく目にするものはφ3.5mmのもので音の出るAV家電やゲーム機などほとんど全てについています。
またφ2.5mmは一部のポータブルヘッドホンアンプやポータブルオーディオプレイヤーについており、φ4.4mmは近年規定された新規格で、よりクリアな音質が期待でき、高級イヤホンなどに使われています。
では、どうしてiPhone7以降、イヤホンジャックを廃止したのでしょうか。
理由はiPhoneの限られたスペースを最大限に活用しつつ、カメラ性能、手ブレ補正機能、バッテリー容量の向上などを実現するための解決策であると言われています。
3.5mm口径イヤホンジャックはアナログ出力ですが、今回のiPhoneのLightningコネクタはデジタル出力という違いがあります。
iPhone内部はデジタル信号で動いているため、情報量に関わらず全てをデジタル信号で処理したほうが無駄が減ります。
そのため従来よりも多くの情報量を転送する事ででき、音質については優位性があります。
イヤホンジャック時よりも構成する部品が少なくなれば、その分スリムにできますし、他の機能(カメラやバッテリーなど)に力を入れることもできるというわけです。
つまり、Appleは正式な発表をしていませんが、iPhoneの機能性を向上させる為にイヤホンジャック廃止に踏み切ったことが考えられます。
このイヤホンジャック廃止により、iPhoneはさらに高機能化した端末へと進化したと言うことになります。
では次に、イヤホンジャック廃止のメリットについて説明していきます。
イヤホンジャックを取り除くことで、その分のスペースが空き、機器も必要なくなる為、小型軽量化、薄型化することができます。
今までではイヤホンジャックと充電口の2つの穴が開いていました。
しかし、イヤホンジャックがなくなったことにより、本体の穴の数が1つ分減ったため、その分だけ本体に入る水の量が減ります
よって、防水性をさらに向上させることができます。
スペースが空くということは、その分でバッテリー容量がより大きいものを搭載することができます。
そのため、バッテリー持続時間をより長くすることができます。
より性能の良いカメラは、より大きいものであるため、スペースが空いた分、カメラもより良いものを搭載できるようになりました。
では、次にイヤホンジャック廃止によるデメリットについて紹介します。
イヤホンで主流となっているφ3.5mmのイヤホンとは差し込みの型が合わないため、そのまま使用することができません。
例えば、iPhone6からiPhone7に機種変更をした場合、iPhone6時に使用していた有線イヤホンはiPhone7に接続ができないため、使用するには、LightningケーブルとiPhone7以降に付属され3.5mm口径イヤホンジャックの変換ケーブルが必要となります。
少なくともiPhone7以降に付属している純正イヤホンのままだと、充電口とイヤホンが1つになっていることから、充電中にイヤホンで音楽を聴くことができない状態です。
ただし、Bluetoothなどのワイヤレス接続イヤホン、充電も可能なイヤホン、もしくはワイヤレス充電器などを用いれば、充電と同時に音楽を楽しむことも可能です。
では音楽を聴くイヤホンは純正品でないといけないのかというと、純正品以外でも聞く方法はあります。
以下はその例です。
iPhone7以降のLightningコネクタに対応したイヤホンです。
今までのイヤホンと同様に直接iPhoneに差し込んで使うことができます。
Lightningケーブルと従来の3.5mm口径イヤホンジャックを変換してくれるものになります。
iPhone7以降であれば購入時に付属されておりますので、今まで使ってきたイヤホンも、これを使えばまたiPhone7以降でも使用することができます。
XS以降では別途購入が必要になるようです。
低価格でコストパーフォーマンスに優れたLightningイヤホンです。
初めてのLightningイヤホンにピッタリです。
アルミハウジングを採用し、高級感があるLightningイヤホンです。
ラディウスが発売しているイヤホンの中でもロングセラーの定番のLightningイヤホンです。
FLW(Floating Lead Wire)構造ドライバー搭載の高音質モデル、ラディウスの楽曲再生アプリ「NePLAYER」を使用することでハイレゾ音源が再生可能になります。
またリモコンついている「App Switch」ボタンで「Apple Music」のlikeをつけることができます。
こちらは、イヤホンと本体をつなぐケーブルがありません。
そのため、充電を行いながら音楽を聴いたりすることも可能になります。
これらを使うことで、純正品でなくても、イヤホンジャックのないiPhoneでイヤホンを使用することができます。
ハイレゾワイヤレス対応の完全ワイヤレスイヤホンです。
iPhoneと相性が良いAACにも対応しており、ジャンルを問わず音楽を生き生きと再現します。
ラディウス HP-T250BT ノイズキャンセリング対応 完全ワイヤレスイヤホン Amazonから探す 楽天から探す Yahooショッピングから探す ラディウス公式ストア
コンパクトで定評のある「tiny series」のノイズキャンセリングモード対応モデルです。
筐体が小さく、耳の小さな人にもおすすめです。
iPhoneで有線イヤホンを接続するには、Lightning端子を3.5mmイヤホン「ヘッドホンジャックアダプタ」を購入するか、または用途にあわせてワイヤレスイヤホンか、Lightningコネクタに接続可能なイヤホンを購入するか、ご検討してみてはいかがでしょうか。
皆さんぜひイヤホンを活用して快適なiPhoneライフを送りましょう。