更新: 2023.11.02
CD以上の音質で音楽を楽しむことができる、ハイレゾ音源。
それではハイレゾ音源を聴くためには、どのような機器が必要なのでしょうか。
ハイレゾ音源を100%楽しむためにはハイレゾに対応した機器、アプリやソフトを準備することが大切です。
ここでは、ハイレゾについての解説や、必要となる機材、おすすめのハイレゾ対応イヤホンとしてラディウスから新発売した「HP-NHR41」をご紹介します。
目次
ハイレゾとは「High-Resolution Audio」の略でCD以上の情報量をもつ高音質な音源データです。
CD音源やMP3などの圧縮音源では、ファイルのサイズを小さくするために一部のデータをカットしています。
ハイレゾ音源ではデータのカットを行わないため、スタジオで収録されたままの音を楽しむことができます。
CD音源のbit数(どのくらいの精度で音の大小を数値化しているかを示す)は44.1kHz/16bitなのに対し、ハイレゾ音源のbit数は192kHz/26bitと、情報量は約6.5倍も違います。
つまりハイレゾ音源はCDよりも楽器の音色やスタジオの雰囲気、アーティストの息づかいなど、たくさんの細やかな情報が多く記録されているので、より鮮明で忠実な音を楽しむことができるのです。
スマートフォンなどでハイレゾ音源を再生するには、ハイレゾに対応したアプリやソフトも必要です。(使うのがネットワークオーディオやミニコンポで、機器がハイレゾに対応していれば不要)
スマートフォン用のアプリとしては、ラディウスの「NePLAYER」があります。
「NePLAYER」は、iPhone・スマートフォンでハイレゾ音源を楽しめる音楽プレイヤーアプリです。
高価なハイレゾ対応の音楽プレイヤーが無くても、スマートフォンで手軽にハイレゾ音源を楽しむことができます。
必要な機能を別途購入(アプリ内課金)することでハイレゾ再生を楽しめる「NePLAYER Lite」も配信されています。
パソコンであれば「Audirvana Plus」というソフトが有名です。
元々Mac用のソフトでしたが、2018年7月にはWindows版も登場しました。
ハイレゾ音源はその情報量ゆえにデータがとても大きく、4~5分の音楽でも、1曲あたり100MB~200MBの容量を必要とします。
そのため、膨大なデータを保存するための外部記憶機器を使うことをおすすめします。
通常のハードディスクにハイレゾデータを保存することもできますが、それだと曲の入れ替えや編集をするたびにパソコンと接続する必要があり、操作も面倒です。
NASはスマートフォンなどとネットワーク上でやり取りすることができるため、曲の入れ替えや編集も楽です。
カードリーダーというとUSBやLightning端子などを使ってケーブルでつなぐイメージがあるかもしれませんが、それだと持ち運びに不便で、イヤホンで聴く場合に邪魔になってしまいます。
しかしラディウスのワイヤレスカードリーダーなら、iPhoneでもデータをmicroSDに記録でき、Lightning端子を使う必要もなくワイヤレスで簡単に持ち運びができます。
ハイレゾ音源を手軽に楽しむのであれば、パソコンやスマートフォンだけでも再生可能です。
しかし、ハイレゾ音源データが持つ魅力を最大限に引き出すにはハイレゾ対応のアンプやハイレゾイヤホンの使用がおすすめです。
まずは2つの機器をご紹介します。
DACとはDigital Analog Converterの略で、デジタル信号をアナログ信号に変換する機器です。
DACの中でも、USBケーブルでパソコンやスマートフォンにつなげる機器をUSB-DACと呼びます。
パソコンやスマートフォンも信号を変換できますが、オーディオ専用のDACは外部からのノイズの影響を受けにくく、劣化の少ないアナログ信号を出力することができます。
最近では、ハイレゾ再生に対応したオーディオ特化型のパソコンやスマートフォンも普及してきています。
まずは、自分の使っている端末の性能を確認してみましょう。
ハイレゾ対応のDACを搭載したポータブルヘッドホンアンプがあれば、高音質のハイレゾ音源をそのまま出力し、イヤホンやヘッドホンで聴くことができます。
スマートフォンなどとUSB接続を行い、効率よく音を増幅させ、音質を大幅にアップできます。
充電式で持ち運びができますので、スマートフォンと一緒に外へ持ち出せば、出先や移動中などでも高音質を楽しむことができます。
商品:ラディウス HP-NHR41 ハイレゾ重低音イヤホン「VOLT」シリーズ
ハイレゾ対応の出力機器を用意したら、次はスピーカー、ヘッドホン、イヤホンといったハイレゾ音源を再生する機器を準備しましょう。
なお、メーカーや販売者が日本オーディオ協会の会員企業であり、日本オーディオ協会が規定した基準をクリアしている機器にはハイレゾ対応のロゴがついていますので、機器を選ぶ際にチェックしてみてください。
ハイレゾ対応のスピーカーは、主に自宅でハイレゾ音源を楽しむために必要なものです。
ハイレゾ音源では高音域の差が出やすいため、スピーカーも高音域がしっかり再生できるハイレゾ対応タイプの製品を選ぶとよいでしょう。
設置する位置、角度などによっても聴こえる音の質が違ってきます。
ハイレゾ音源であればそういった環境にもより気を配りたいものです。
ヘッドホンは、クラシックなどの空間的な表現力のある音楽を聴きたい方や、歌よりも演奏を重視して聞きたい方に向いていると言われています。
ヘッドホンもハイレゾ対応の製品があります。
対応していることが確認できたら、遮音性や装着感などが自分にあっているかも確認しましょう。
ハイレゾ音源の高音質を楽しむため機器の中で最もオーソドックスなのがイヤホン。
音楽を聴くのが自宅中心でなく、ヘッドホンやスピーカーにこだわりもないなら、場所を選ばず利用できるイヤホンは、初めてのハイレゾ対応製品としておすすめです。
同じハイレゾ対応イヤホンでも、重低音に強いイヤホン、マイクやリモコンが付いたイヤホンなどがありますし、イヤーピースやケーブルにも種類があります。
小さな機器の中にそれぞれ独自の技術が詰め込まれているため、製品ごとの特性や装着感を確認して選びましょう。
ハイレゾ音源を楽しむなら、機材にこだわりたいところ。
特にはっきりとした重低音を楽しみたい方におすすめなのが、ラディウスより発売したハイレゾ重低音イヤホン”VOLTシリーズ”のハイグレードモデルとなる、「HP-NHR41」です。
従来モデルのダイナミックな形状コンセプトを継承しながら、全体にしっとりとした質感のユニカラーをまとい、ハイグレードモデルとして新たな姿に生まれ変わりました。
ディープマウントイヤーピースを搭載しているため、豊かな低音再生とイヤホンの落下防止を両立する極めて安定した装着感を実現します。
最新のパソコンやスマートフォンでは、単にハイレゾ音源を再生できるだけでなく、アンプを内蔵しているものもあり、イヤホンだけ購入すればすぐにハイレゾ音源を楽しめる機種も登場してきました。
まずは自身のパソコンやスマートフォンがハイレゾ音源に対応しているか、容量がどのくらいあるかを調べ、必要なものを検討してみてください。