2018.07.17
新しい録音ツール Soundmapで音のアイデアをつなげよう!のコンセプトのもと、今回はミュージシャンのジルデコ(JiLL-Decoy association)のVoを務めるchihiRoさんとリーダーのtowadaさんに加え、先月ジルデコプロデュースで10周年記念アルバムをリリースされたばかりのsimizuEYE(清水愛)さんにAPPレビューをインタビューさせていただきました!
ここまでのお話はこちら
インタビュー サウンドメモアプリ「Soundmap」アーティストによるAPPレビュー! 1/3
chihiRoさん(以降、C)
普段のリハーサルを携帯のボイスメモアプリでとるようになってしまっていて、スタジオに入ってリハを記録するっていうのと、曲やフレーズが浮かんできたときに使いますね。
特に、PCの前に座ると「あれ?さっきの凄いいいフレーズなんだったっけ?」てなっちゃうことが多いので、(携帯できる)メモに限りますね!
simizuEYE(清水愛)さん (以降E)
「これなに!?」っていう凄く変な録音があったりしますけどね(笑)
C
そうそう(笑)リストで並んでしまうと、結構聞き返さなかったりしてどれかわからなくなったりしますね。
E
だから、こうやって(Soundmapのプロジェクトのように)場所を決めて録音を整理できるのはいいなと思いますね。
――そうですね、Soundmapは録音リストでわかりにくくなる部分を改善したい!というのが、開発の出発点だったりします。
では、Soundmapの録音をマップで管理する機能、率直なご感想いかがでしょうか?
マップで管理するというのが、初めてのことだったので結構ワクワクする!というか、まだ私は使いこなすには鍛錬が必要かと感じていますが…ただ、いくつかの録音メモの全体が見えるというのはいいですね。
セットリストを組むときとか1stステージ2ndステージで曲が分けられてることがあるので、初めにすべてを散らばせて、そこから「この曲は1st」「こっちの曲は2nd」など試行錯誤できるのがとても良かったです。普段から「紙に書いたものを切って張って入れ替えて」「ホワイトボードに書いて消して、また書いて」というようなことを皆で行うので、手間が減っていいんじゃないかと思います。
towadaさん
たとえば、今言ったのと同じようなことをiTunesのプレイリストでしようと思うと、演奏曲を選ぶ画面とプレイリストの画面を行ったり来たりしなきゃならないじゃないですか。Soundmapだと初めに全部をインポートしておいて、繋げたものだけ使っていくみたいな使い方ができますよね。
(先ほどまでのセットリストの例でいうと)曲を並べたときに、つながりを意識して組み立てをするので、初めと終わりだけを素早く聞き返したいのですがSoundmapのマップ画面上では早送りなどってできないかな~?と試行錯誤していました。
マップ上で早送りとかシークバーみたいなものがあれば!と思いました。
――なるほど!確かに、そのような使い方では不便がありそうですね…
少し苦しい解決案ですが、波形編集ツールにメモの選択波形部分を削る機能があります。これを使って曲の前後を少し残して短くすれば目的を果たせるかもしれません。
たしかに、できそう!
やっぱり、ボーカリストが隙間時間で、ちゃちゃっと手軽に携帯で編集できるのはいいですよね。時間短縮となにもなるかなと。
今ラジオ番組のパーソナリティをやっているのですけど、これはSoundmap活用できるんじゃないかと。曲を入れてお話の部分を録音して…ちょっと試してみたいなと思いました。この前、同じラジオ局の別番組のパーソナリティをされているアーティストさんが自宅で録音されているとおっしゃっていたので、需要があるかもしれませんね。曲を入れてお話しの部分を録音して…ちょっと試してみたいなと思いました。
ああー、でもラジオだったら長めのクロスフェードがほしいですね!
――ちなみにSoundmapはクロスフェードが自動でされるようになっていますが、かかり具合(フェード時間)を調整できます。
C&E
ええー?そうなんですか。
(クロスフェードのアイコンをドラッグすることで時間変更できる操作をその場でレクチャー)
これで、こっちのほうが良くないかなとか試行錯誤できますね。
――こうやってみるとラジオもセットリストと通ずるところがありそうですね。
私たちこんなことばっかりやっているのかも(笑)
全体の組み立てとか構成がやっぱり気になりますよね(笑)
インタビュー 3/3につづく